片麻痺患者様用の自主トレメニュー

 

脳卒中で体の半分の動きが悪くなる片麻痺は、体を動かさないでいると、体が傾いたり、手足の緊張が高くなって動かしにくくなったりします。退院後も毎日自主トレを続けることが必要です。

まず最初に、姿勢をチェックしましょう

 

・椅子に座っている姿勢をご家族にチェックしてもらいましょう。また大きな鏡の前に座ってご自分でチェックしても良いです。

 

・まず前からチェックしてみましょう。このスライドでは体の軸が患者さんの左に倒れるように片寄っていますね。イラストも参考にしてください。このイラストでは手足の色を濃くしてある方が麻痺を起こしている側としています。

 

 

 

 

・しっかり意識をして、体の軸をまっすぐにするように努力しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・次に横から体の軸をご家族の方に見てもらってください。

 

・この写真のように背中が曲がっていませんか。背中が曲がっていると歩くのが下手になるばかりではなく、腰も痛くなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・このようにしっかりと背中を伸ばし、姿勢を正しましょう。

・今度はあなたの番です。ご家族の体も猫背になっていないかどうか見てあげてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

2番目は、体の曲げ伸ばし

 

正しい姿勢から、かがんだり、伸ばしたりしましょう。

まず、両手を組んで、まっすぐに体を前に倒して、床に手が届くぐらいまで曲げて行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

両手を組んだまま、腕を頭の上まで上げて背筋をしっかり伸ばします。手を離してバンザイをするよりも、体が伸びやすくなります。また両手を組むことで、麻痺側の手のストレッチもできます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に両手を組んだまま、斜め前の方向(麻痺をした方の足首の方向です)へ、体を倒してください。手が届くくらいまでゆっくり曲げて行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今度は、組んだ手を麻痺のない斜め上方に腕を上げ、しっかりと背筋を伸ばします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのまま下の方、麻痺がない方の足首方向に体を倒して、手が届くくらいまで曲げて行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、組んだ手を麻痺側の斜め上方に腕を上げて、しっかり背筋を伸ばしましょう。

3番目は足の運動です

 

姿勢を正しく保った状態で、健康な方のふとももをできる限り上に持ち上げましょう。勢い余って後にひっくり返らないように姿勢を正しくしたり、背もたれの付いた椅子に座って行いましょう。

麻痺側の足もしっかり持ち上げてみましょう。

 

 

 

 

次に、膝の運動を行いましょう。膝を伸ばして足をまっすぐにしてください。麻痺側もがんばってみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爪先を下から上に向けるように足首を動かしてみましょう。意外と難しいですよ。

 

 

 

 

4番目は体をねじってみましょう

 

腕を組んで、体をひねりながら麻痺をしている方の後ろを見るように体を捻りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

腕を組んだまま、今度は麻痺をしていない側に体を捻ってみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後はちょっと難しい骨盤運動をやってみましょう。骨盤の片方を上げて、倒れないようにバランスをとります。

 

 

 

 

 

最後に肩、腕、手のストレッチです。

 

肩甲骨を意識しながら、拡げたり(両肩を内側に入れるようにします)、狭めたり(肩を後にするイメージで、胸をそります)、上げたり下げたりをしてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本人はなで肩で首が下に引っ張られている体型の方が多いため、首〜肩にかけての筋肉が緊張しすぎています。首を前に、後に、横に曲げてほぐしてやりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麻痺した指は筋肉の緊張が高くなると、親指を中に入れて握りしめてしまいます。そのままですと手が硬くなって開かなくなってしまいます。

そこで、手をしっかり伸ばしてやりましょう。柔らかくて簡単に伸びる指を目指しましょう。

 

以上で、自主トレは終了です。ちょっとでも時間があったら、自主トレメニューをやってみましょう。「継続は力なり」です!